原作:金城宗幸氏、作画:ノ村優介氏による『ブルーロック(青い監獄)』は、2018年より少年マガジンにて連載中のサッカーをテーマにした漫画作品です。
一言でサッカー漫画とは言い表せない、かなりぶっ飛んだ内容なので、グイグイ読み進んでしまうこと間違いなし!
「史上最もイカれたサッカー漫画」という異名があるのも頷けます!
作内最大のターニングポイントであり、「文句なしの最高傑作」と名高い名勝負──それがU-20(アンダーニジュウ)日本代表戦です。
青い監獄の存続を賭け、日本サッカー界の権力や天才・糸師冴(いとし さえ)率いる代表チームに、エゴイストたちが挑んだ命懸けの決戦。
今回は、あの伝説の神試合が「原作コミックスの何巻で読めるのか」をはじめ、双方のスタメン、激闘の試合結果、そして全ゴールの得点者をネタバレ込みで徹底解説します!
「ブルーロック」負ければプロジェクト即終了!U-20日本代表戦の概要と何巻で見られる?
まずは、この試合がどれほど極限の状況で行われたのか、そして原作のどこで読めるのかをおさらいしましょう。
日本フットボール協会から「金食い虫」と見放され、解体の危機に瀕したブルーロック。
絵心甚八(えご じんぱち)が突きつけた存続の条件は、「現U-20日本代表に勝利し、青い監獄が国を乗っ取る」ことでした。
負ければ即、フォワード(FW)達のサッカー生命は終了という絶望的な状況です。
この手に汗握る大決戦が描かれているのは、原作漫画の14巻(第113話)から17巻(第149話)まで。
糸師冴の参戦や、超ド級のディフェンダー・士道龍聖(しどう りゅうせい)の覚醒など、全編が見どころに溢れたコミックス4巻分にわたる大ボリュームとなっています。
「ブルーロック」ブルーロックイレブンの適性試験(トライアウト)とは?
二次セレクションを経て、メンバーは35人まで絞られました。
ここで忘れてはいけないのが、u20日本代表はミッドフィルダー(MF)やディフェンダー(DF)を本職としたメンバーがそろっているのに対し、ブルーロックはフォワード(FW)のみ。
そこで、世界選抜からの評価を合わせた、u20戦前時点でのTOP6を軸にチームを形成することになります。
これが適性試験(トライアウト)です。
TOP6とは、
No.1 糸師凛
No.2 士道龍聖
No.3 烏旅人
No.4 乙夜影汰
No.5 雪宮剣優
No.6 凪誠士郎
です。彼らTOP6へどう適合し、自分をどうアピールするか、絵心の言葉でいえば、どう「主張」と「共存」をするか、が肝になります。

「主張」上手なブルーロックメンバーには
「共存」は、ちと難しい?!
トライアウト後、u20日本代表戦のレギュラーが決定し、スペシャルマッチへと展開していきます!
「ブルーロック」ブルーロックイレブンvsU-20日本代表!両チームの「スタメン・メンバー」一覧
この試合の熱いポイントは、ブルーロックのFWたちが「DFやMFなどの慣れないポジション」を全うし、1つのチームとして機能していく点です。
当時の超豪華な両チームのスタメンを振り返ってみましょう。
【青い監獄(ブルーロックイレブン)】
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FW: 糸師 凛(キャプテン)
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OMF: 潔 世一、凪 誠士郎
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LMF: 蜂楽 廻 / RMF: 烏 旅人
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DMF: 乙夜 影汰→馬狼 照英
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SB: 千切 豹馬(左)→氷織 羊、雪宮 剣優(右)
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CB: 蟻生 十兵衛(右)、二子 一揮(左)→御影 玲王
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GK: 我牙丸 吟
※ベンチには馬狼照英や御影玲王、負傷から復活した千切の代わりに途中出場するトレンドメーカーたちが控える超攻撃型布陣です。
【U-20日本代表チーム】
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MF: 糸師 冴(世界を舞台に活躍する天才・新世代世界11傑)
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FW: 閃堂 秋人(代表のエースストライカー)
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LWG:超 健人
- RWG:狐里 輝
- DMF:颯 波留、若月 樹→士道 龍聖CF
- CB: オリヴァ・愛空(キャプテン)、仁王 pformat
- LSB:蛇来 弥勒
- RSB:音留 徹
- GK:不角 源
※後半からは、糸師冴の指名により、ブルーロックの“悪魔”士道龍聖がFWとして途中参戦し、攻撃力が爆発します。
「ブルーロック」ブルーロックイレブンとU-20日本代表のフォーメーションは?
<ブルーロックイレブン>
絵心にとってのサッカーとは、点を奪る(とる)スポーツ。
そのため、トライアウトで最も得点率の高い糸師凛を1トップに置いた、守備時4-5-1、攻撃時3-6-1のフォーメーションを形成しました。
攻撃時は3-6-1で中盤を6人にするとボール奪取がしやすくなったり、攻撃の出し手が多くなります。
これにより、凪や乙夜といった攻撃を得意とする選手が活きました。
守備に不安があるブルーロックメンバーですが、LSB蜂楽とRSB千切の対応により、リスクヘッジへの対策済み!!
勝ち切る方法として、「プランB」と称した前線に凪のみ残して他は全員下がって、前半を折り返します。
後半には、千切→氷織、二子→玲王、乙夜→馬狼のメンバーチェンジで、多様な戦法で日本代表を崩しにかかります!
それぞれが投入された理由は、前線で溜めを作るとか、攻めつぶすとか目的があるとのこと。多様な戦法を生み出しているんですね。
<U20日本代表>
基本フォーメーションは「4-3-3」。
DF陣の鉄壁守備から、糸師冴が入ったことにより速攻にも幅が出て、かなり強化されたチームに!!
DF4枚で守りを固め、ボールを取ると、糸師冴を起点とした一気の速攻が始まるというわけです。

糸師冴が入るの、一瞬なんか
ズルいと思っちゃった。
烏の分析によると、ディフェンスは①颯がプレス ②その間に強力DFがゾーンディフェンス ③致命的危機への愛空のカバーリング、という3段構えです。
守備に優れたオリヴァ・愛空を中心にゾーンディフェンスを組み立てつつ、糸師冴という世界的なプレイヤーを加えたことで、冴の存在がチーム全体を底上げしております。
「ブルーロック」【ネタバレ注意】激闘の結末!試合結果と全ゴールの得点者まとめ
二転三転するシーソーゲームとなったこの試合。
最終的なスコアは「4 – 3」でブルーロックイレブンの勝利という、劇的な結末を迎えました。
スタジアム全体を興奮の渦に巻き込んだ、全7ゴールの変遷と得点者がこちらです。
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【BL】1点目:凪 誠士郎(潔のセカンドボールから、空中でディフェンダーを欺く神トラップボレー)
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【U20】2点目:糸師 冴(ブルーロックの守備陣を1人で切り裂く、次元の違う超絶シュート)
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【U20】3点目:閃堂 秋人(冴の完璧なアシストから、エースとしての意地の押し込み)
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【BL】4点目:糸師 凛(冴への執念から、ブルーロックの全員を「傀儡」のように操った執念のゴール)
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【U20】5点目:士道 龍聖(後半から出場。冴のパスに極限で反応した反転オーバーヘッド)
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【BL】6点目:馬狼 照英(後半途中出場。フィールドの混沌を利用して主役を喰う悪役(ヴィラン)弾)
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【U20】7点目:士道 龍聖(冴との“化学反応”が完全覚醒。エリア外からの理不尽なドライブシュート)
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【BL】8点目(決勝ゴール):潔 世一(次章で詳しく解説する、本作最高のカタルシス弾!)
「ブルーロック」潔世一の決勝弾と「FLOW(覚醒)」!この試合が最高傑作と呼ばれる理由
3-4とリードされ、試合終了間際。
ブルーロックを救い、日本サッカーの歴史を塗り替えたのが、我らが主人公・潔世一(いさぎ よいち)でした。
この試合がファンの間で「史上最高の神試合」と語り継がれる最大の理由は、極限の集中状態である「FLOW(フロー)」に全員が突入し、自分のエゴを爆発させていった点にあります。
ラスト1大局、糸師凛が実の兄である糸師冴との「ドロドロの1vs1」を制し、泥臭くボールを弾いたその瞬間。

まずは、兄弟対決というドラマ性がこれほどエモいのかと。
初めて見た人には凛が主人公か?と思うほどのフォーカスの仕方で、今後この糸師兄弟の関係性がどのように変化していくのかが楽しみです。
そして、凛の勝利すら信じず、「ボールがこぼれてくる運命の場所」へ誰よりも早く走り込んでいたのが潔でした!

潔の脳内では、
①愛空の死角
②一発で決められるポイント
③糸師冴に凛が勝つ、
を信じることに念頭においたポジショニング!
すべてを予測し、己のエゴに従って放った「ダイレクトボレーシュート」がゴールネットを揺らした瞬間、ブルーロックの勝利が確定。
まさに、運を呼び込みましたよね!
冴から「日本サッカーを変えるのは潔世一かもしれない」と認めさせる、完璧なストライカーとしての覚醒劇でした。
潔がこれまで積み重ねてきた努力と成長、そして自分の「武器」を信じる姿は鳥肌モノ!!
「運(ラック)」という考え方も、潔らしい思考力と空間認識能力が融合した独特の魅力だと思いました。
これをu20戦の最後の最後でやり遂げる展開には痺れました!
また、U-20日本代表が「悪役」にならない描かれ方が好印象ですよね。
特にオリヴァ・愛空は魅力的で、「日本代表の頼れるリーダー」としての貫禄を感じました。
ブルーロック側の攻撃に対応する姿にも、ギリギリのプライドが垣間見え、どちらのチームも応援したくなる構成がムネアツです!
ブルーロック側の即興的な戦術や個々のプレイに、戦術は無視するとか敵を一人残らずなぎ倒しながらゴールに向かうとか、リアルなサッカーでは絶対に見られない(笑)、大胆さがあって、まさに漫画ならではの面白さを感じます!
ブルーロック u20について考察まとめ
U-20戦はブルーロックの魅力のすべてが詰まっている!
プロジェクト終了の危機、糸師兄弟の因縁、鉄壁の代表DF陣との攻防、そして馬狼や潔の覚醒。
どこを切り取っても「ブルーロックで一番熱い」と言われる理由がわかるのが、このU-20日本代表戦です。
この激闘を経て、物語は世界5大リーグの怪物たちと戦う「新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)」へとさらにスケールアップしていくことになります。
彼らの原点であり、エゴイズムが日本を飲み込んだ奇跡の瞬間を、ぜひ原作コミックスで何度も読み返して熱狂を味わい尽くしましょう!

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