1979年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始した『キン肉マン』は、1980年代に大ヒットし、多くの読者を魅了しました。
キン肉マン消しゴムこと、キンケシを集めていた過去を持つ方も多いと思います!
日本の漫画界において、40年以上の長きにわたり最前線でファンを熱狂させ続けている伝説のユニット、それが『キン肉マン』の生みの親である「ゆでたまご」先生(原作:嶋田隆司先生、作画:中井義則先生)です。
作中で描かれる「友情パワー」を誰よりも体現しているお二人ですが、その歩みは決して平坦なものではありませんでした。
今回は、お二人の奇跡的な結成秘話から、ファンの間で愛される「ゆで理論」の真実、そしてネット上で時に話題となる「炎上」という誤解の裏にある作品への強いプライドまで、その知られざる魅力を完全保存版として徹底解剖します!
「キン肉マン」リアル友情パワー!小学生からの奇跡の結成秘話
「ゆでたまご」の最大の魅力は、お二人の絆そのものが『キン肉マン』の物語のようである点にあります。
始まりは大阪の小学校
嶋田先生と中井先生が出会ったのは、大阪市住吉区の小学校の時。
互いに漫画を描くことが好きだった二人はすぐに意気投合し、なんと小学生の頃から「一緒にプロの漫画家になろう」と誓い合っていました。
18歳での衝撃デビューと上京
高校在学中に投稿した『キン肉マン』が、第16回赤塚賞の準入選を受賞。
高校卒業と同時に、お二人は着の身着のまま大阪から上京します。
当時のジャンプ編集部からは「1年やってダメなら大阪に帰れ」と言われてのスタートでしたが、連載が始まるとまたたく間に大ヒットを記録。
昭和の少年たちを寝食を忘れるほど熱狂させる社会現象を巻き起こしました。
「キン肉マン」つじつま合わせは不要!世界を魅了する「ゆで理論」の裏設定
ゆでたまご先生を語る上で欠かせないのが、ファンの間で親しみを込めて呼ばれる「ゆで理論(ゆでフィジックス)」です。
「先週言っていた設定と違う」「死んだはずの超人がなぜか次のコマで観客席にいる」といった、一見すると矛盾とも思える大胆な展開が、キン肉マンには数多く存在します。(!!)
しかし、これこそが先生方の高度な演出(エゴ)なのです。
嶋田先生はインタビュー等で、「毎週読んでくれる子供たちを、今週一番びっくりさせて面白がらせるために全力投球している。先週のつじつまを合わせるために今週の面白さを犠牲にするくらいなら、矛盾してでも今週最高に面白い漫画を描く」という一貫したスタンスを語っています。
この「ライブ感」と「熱量」があるからこそ、読者は細かい設定を吹き飛ばされ、ただただ物語のグルーヴ感に酔いしれることができるのです。
「キン肉マン」炎上の真相:SNSでの発言に隠された作品への圧倒的プライド
ネット上で時折「ゆでたまご先生がSNSで怒っている」「炎上している」と話題になることがあります。
特に話題になったのは、2020年に起きたネタバレ騒動です。
web「キン肉マン」のページが勝手にスクショされて拡散されてしまったことで、ネット上でネタバレしてしまったのです。
そこですぐに嶋田隆司氏が「スクショアップやめて」と公に注意されたことで、速やかにスクショアップがなくなりました。
しかし更にその後、編集部の方からも公に注意を促したことで、web掲載している作品についてどう接する(話題にする)のか、論争が巻き起こってしまったんです。
・スクショを掲載してしまうとネタバレだと言われてしまうけど、話題にはしたい
・そもそも感想とネタバレとの線引きが難しい
・気になるならいっそのことweb掲載辞めたら?
等々と意見が飛び出す騒ぎになってしまったようです。
この事件は、web連載の在り方、読者の良識が問われる機会となりました。
このように、「ゆでたまご先生の炎上」と言われる多くは、WEB連載のスクショ拡散やネタバレ行為、あるいは作品に対する心ない誹謗中傷に対する、原作の嶋田先生のストレートな苦言が発端です。
だけども、これらを単なるゴシップとして捉えるのは大きな誤解です。
嶋田先生が声を大にして発信する理由は、「命を懸けて描いている漫画の価値を守るため」、そして「毎週、純粋にワクワクして楽しんでくれているファンに、最高の状態で漫画を届けるため」に他なりません。
自分の作品と、それを支えてくれる読者を誰よりも愛しているからこそ、中途半端な妥協を許さず、時には泥をかぶってでも毅然とした態度を貫く。
その不器用なまでの真っ直ぐさは、まさに作中の正義超人たちの生き様そのものと言えます。
「キン肉マン」作者と吉野家の関係は?
キン肉マンと言えば、やっぱり牛丼!
牛丼一筋300年~♪アニメのエンディングテーマが聞こえてくると、本当に牛丼食べたくなりませんでしたか?

年齢がバレる。。
作中の主人公:キン肉スグル(キン肉マン)は庶民的なキャラクターであり、牛丼が大好きという設定です。
作中、吉野家の牛丼が頻繁に登場していましたよね!
しかし、キン肉マン作者であるゆでたまご(嶋田隆司氏と中井義則氏)と吉野家の関係は、かつて確執があるのではないかと注目を集めました。
当初漫画では、キン肉マンの食べる牛丼は「なか卯」の牛丼であったが、吉野家から「吉野家」の牛丼にしてほしいと依頼し、それをアニメ制作した東映のプロデューサーが了承。
アニメでキン肉マンが吉野家の牛丼を食べることで、吉野家は一度倒産し再建途中であったが、無事に復活することが出来たという。
吉野家は番組のスポンサーにならずして、キン肉マンによって大々的に宣伝してもらったのです。
しかし2008年に、29(にく)周年を迎えた「キン肉マン」の為に、集英社が吉野家に「何かお祝いしませんか」と企画を持ちかけたが、吉野家は受け入れず。

なんで!?
結果、手を挙げた「すき家」(すき家はなか卯と業務提携している)と、無事「キン肉マン祭り」を行ったという。

最初から「なか卯」さんと組んでいたら自然な流れだったかもね。
出来事だけ見て行くと、ゆでたまごと吉野家とで確執があるように感じてしまいますが、ゆでたまごの嶋田隆司氏は、吉野家サイドに事情があることを理解したフォローコメントを出しています。
この出来事は、クリエイターと企業の協力関係におけるコミュニケーションの重要性を示す一例となりました。
「キン肉マン」ゆでたまご先生についての纏め
ゆでたまご先生こそが、最強の正義超人です。
小学生の頃の約束をそのまま守り続け、還暦を過ぎた今なお、毎週二人三脚で締め切りと戦い、読者を熱狂させる新しいストーリーを生み出し続けているゆでたまご先生。
お二人が紡ぐ『キン肉マン』がこれほどまでに熱く、私たちの心を捉えて離さないのは、描いている作家自身が、人生を懸けて「友情パワー」と「誠実さ」を体現し続けているからに他なりません。
もししばらくキン肉マンから離れていたという方がいれば、ぜひ現在もWEBで大絶賛連載中の新シリーズ(完璧超人始祖編など)を読んでみてください。
そこには、当時よりもさらに進化した、ゆでたまご先生の圧倒的な職人技と情熱が燃え盛っています!
他にも「キン肉マン」の記事を書いていますので、よかったら併せてご覧ください。


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