世界的に名が知れた名作『ドラゴンボール』の作者:鳥山明さんが死去されたことが本当に残念で、突然の訃報に大きな悲しみに包まれています。(2024年3月8日当時)
追悼の意をかねて、今回は「ドラゴンボール」に登場する人造人間16号について纏めていきます。
『ドラゴンボール』人造人間・セル編において、ひときわ異彩を放つ存在でありながら、物語の最大のターニングポイントを作った男、それが「人造人間16号」です。
モヒカン頭に巨大な体、そして無骨なボディスーツを身にまとい、作り親であるはずのドクター・ゲロから「失敗作」とまで言われた彼ですが、その本質は誰よりも地球を愛する心優しき戦士でした。
今回は、16号の圧倒的な強さや特殊能力はもちろん、ファンの間で涙なしには語れない「知られざるモデルの正体」という公式裏設定まで、彼のすべてを完全保存版として徹底考察します!
「ドラゴンボール」ドクター・ゲロの最高傑作?人造人間16号の圧倒的な強さと特殊能力
17号や18号とは異なり、16号は人間をベースに改造されたサイボーグではなく、一からすべて機械で作られた「純粋な完全ロボットタイプ」です。
そのため、気のコントロールや永久エネルギー炉に頼る他の人造人間とは一線を画す、独自のチート能力を持っています。
①17号・18号を凌駕する圧倒的パワー
目覚めた直後こそ戦闘を拒んでいましたが、セル第1形態が17号を圧倒した際、ついに本領を発揮。
当時のベジータや17号が手も足も出なかったセルと真っ向から肉弾戦を繰り広げ、互角以上のパワーを見せつけました。
②内蔵された重火器兵器「ヘルズ・フラッシュ」
16号の代名詞とも言えるのが、両手首を外して腕の銃口から放つ超高出力のエネルギー波「ヘルズ・フラッシュ」です。
大地が消し飛ぶほどの圧倒的な破壊力を誇り、セルの体を一時的にバラバラにするほどの大ダメージを与えました。
③最強の自爆装置
体内に組み込まれた最終兵器。
セルを巻き込んで地球ごと消し飛ばすほどの威力を秘めており、完全体となったセルの動きを封じて自爆を試みましたが、事前にブルマたちによって装置が除去されていたという、あまりにも切ないドラマの引き金にもなりました。
「ドラゴンボール」なぜ「失敗作」と呼ばれた?彼が小鳥や自然を愛した理由
ドクター・ゲロは16号を「世界を滅ぼしかねない失敗作」としてカプセルに封印していました。
しかし、その理由は「弱かったから」ではなく、むしろその逆──「強すぎる上に、性格が優しすぎたから」でした。
16号の行動原理は「孫悟空を殺すこと」以外は、すべて地球の自然、動物、そして小鳥たちを守ることにあります。
戦うための兵器として作られたはずの彼が、なぜこれほどまでに優しい心を持っていたのか。
その答えこそが、ゲロが遺した「最大の裏設定」に繋がっています。
「ドラゴンボール」涙の公式裏設定:16号の「知られざるモデルの正体」とは?
ファンの間で語り継がれる衝撃の事実。
実は、人造人間16号には実在したモデルがいます。
それこそが、ドクター・ゲロの「若くして死んだ実の息子」なのです。
公式のガイドブック等で明かされた設定によると、ゲロの息子はレッドリボン軍の上級兵士でしたが、かつて敵の銃弾に倒れ、若くして命を落としました。
我が子を失った絶望から、ゲロは自分の息子の容姿をそのまま写した「人造人間16号」を作り上げたのです。
ゲロは「自分の息子を二度と戦場で壊したくない」という無意識の親心(偏愛)から、16号に強力なパワーを与える一方で、戦闘を好まない、穏やかで優しいプログラミングを施してしまいました。
ゲロが16号を「失敗作」と呼んで頑なに起動させようとしなかったのは、憎しみからではなく、「兵器としては優しすぎ、かつ我が子の姿をしたロボットが戦うのを見たくなかった」という、狂気の科学者が隠し持っていた歪んだ人間らしさの現れだったのだと思われます。
残念ながら、作中では詳細の言及はありませんでした。
16号に、息子の名前をつけてあげたらよかったですね。16号が優しい性格だったからこそ、名付けてもらえなかったことは何だか可哀想に感じます。
ドラゴンボール史に残る名シーン:悟飯の覚醒を導いた最期の言葉
16号の優しさは、セルゲームの最終局面で世界を救う奇跡を起こします。
完全体セルを前に、圧倒的な実力差でバラバラの首だけにされてしまった16号。
しかし、彼は最後の力を振り絞り、戦うことを恐れていた孫悟飯の前に転がっていき、魂の言葉を遺しました。
「正しいことのために戦うのは罪ではない…」 「俺の好きだった自然や動物たちを…守ってやってくれ…」
直後、セルによって無慈悲に頭部を踏みつぶされ、16号は完全に消滅します(人間ベースではないため、後に神龍の願いでも生き返ることはありませんでした)。
しかし、誰よりも優しかった16号の「死」が、悟飯の眠っていた怒りを完全に爆発させ、漫画史に残る伝説の「超サイヤ人2への覚醒」をもたらしたのです。
ドラゴンボール」人造人間は本当に悪なの?
勝手に人造人間に改造された17号と18号は、ゲロに恨みを抱き殺害しています。
そうした事情もあってか、基本的に17号と18号はゲロの言うことが聞きませんが、それ以外の人に対しては悪態をつくこともあるが、人間らしさを感じる気遣いや行動を見せています。
実際、18号はクリリンと結婚し、娘をもうけます。
16号は孫悟空の殺害を目的に造られている為、その目的に対しては従順ですが、それ以外の戦闘は避ける平和主義な面があり、心優しい一面が垣間見られます。
セルが17号を吸収して第二形態になった際には天津飯に逃げるよう促したり、助けてもらったクリリンに感謝の言葉を述べたり等、他者への思いやりが強いことがわかります。
さらに16号は、人類の脅威となったセルに対しては戦うことを決意し、共に戦います。
17号と18号を吸収し完全体化したセルに打つ手がありませんでしたが、16号は内蔵された地球がぶっ飛ぶ威力の自爆装置で、セルを道連れに自爆を試みたり、セルに破壊されて頭部だけになっても、最後の最期まで戦います。
前述した、孫悟飯にあてた最後の言葉であったり、「自分の愛する自然と動物たちを守ってほしい」という未来への希望を託す思いも、人間以上に人間でした。
結論として、16号17号18号は、ドクターゲロに造られた殺戮目的の人造人間でしたが、人間らしさを残し、他者への思いやりのあるキャラでした。
悪キャラとは言えない奥深さがありましたね。
まとめ
人造人間16号は、ゲロの最高傑作であり「地球の英雄」でした。
悟空を殺すために作られたロボットが、最期は悟空の息子を覚醒させ、地球を守るために散っていった。
この皮肉でありながらあまりにも美しい16号の生涯は、ドラゴンボールの中でもトップクラスにエモーショナルなドラマです。
ドクター・ゲロにとっては制御不能な「失敗作」だったかもしれませんが、彼が遺した優しさと功績を振り返ると、彼こそが青い服を着た「本当の最高傑作」だったと言えるのではないでしょうか!
他にもドラゴンボールの記事を書いていますので、よかったら併せてご覧下さい。




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