魚豊氏による「チ。―地球の運動について―」は、2020年から2022年までビッグコミックスピリッツで連載された漫画作品です。
中世ヨーロッパを舞台に描かれ、当時禁じられた地動説にまつわるストーリーなのですが、これがとにかく面白い!
作者の魚豊氏はデビュー作「佳作」の後、「ひゃくえむ。」の次の作品である「チ。―地球の運動について―」で第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しています!
公開している作品としては3作目で、本当に凄いですよね!
マンガと言えば日本、というくらい海外でも沢山の漫画作品が評価されているわけですが、地動説を巡る科学と宗教の対立を描いた、この壮大なストーリーも海外で受け入れられているのかな?と気になりました。
今回はそんな「チ。―地球の運動について―」の海外での反応について纏めました!
チ 地球の運動について 海外読者のポジティブ意見は?
「チ。―地球の運動について―」は、やはり海外の読者や視聴者からも高い評価を受けていました!
各地域で散見されたポジティブな意見を纏めました。※medilab.link等を参考にしています。
【北米ファン】
中世ヨーロッパを舞台にしながらも、科学的要素を取り入れた新鮮な世界観に注目されています。
(RedditやTwitterなどで議論が盛り上がっています。)
特に、宗教と科学の衝突を描いた反権威的なテーマが、知的好奇心を刺激する作品として評価されているようですね。
また、視覚的に美しい描写や緊張感のあるストーリー展開も魅力の一つとされています。
【ヨーロッパのファン】
自国の歴史や宗教改革と重なるテーマに共感を覚える読者が多く、作品の歴史的リアリティに注目が集まったようです。
特に、地動説を巡る科学と宗教の対立がリアルに描かれている点が評価されており、「自国の歴史と結びついており、興味深い」という声もありました。
【アジア圏のファン】
アニメや漫画文化に親しんでいる読者が多く、作品の作画やストーリー運びを高く評価する声が見られるようです。
「宗教と科学のせめぎ合い」というテーマは文化によっては馴染みが薄いかもしれませんが、「迫力ある展開」「深いテーマ性が感じられる」と好意的に受け止められています。

地域ごとの文化や歴史的背景によって、
見え方違いますよね!
チ 地球の運動について 海外読者のネガティブ意見は?
上述のように海外で高い評価を受けているものの、一部の視聴者からは以下のような否定的な意見も寄せられています。
※海外のアニメメディア等のコメントを参考にしています。
◆描かれている地動説に関する迫害や異端審問の描写が、実際の歴史と異なる!との指摘が。
例えば、「地動説を唱えただけで処刑された人はいない」といった意見や、 中世ヨーロッパの描写が過度に暗黒時代として描かれているとの批判が見られます。

漫画作品だから、そこは多少
誇張してるのかもね。
◆英語字幕において、「知」という重要な概念が「truth(真実)」と訳されており、作品の主題である知性や探究心が正確に伝わっていないとの懸念が示されています。

た、確かに。「知」と「真実」
は若干意味が異なるような。。
◆一部の視聴者は、アートスタイルが地味で感情が伝わりにくいと感じており、特に感情的な場面でその影響が大きいと指摘しています。

うーん。作画のことかな。
でも実際の人の表情とかって、
微妙なものだよね。その繊細な描写
が逆にリアルで素晴らしいけどね!
◆物語の構成やキャラクターの描写が浅く、特に後半の展開が雑であるとの批判も。

えーっと、構成やキャラは浅いと思ってはなかったけど、
私も後半はパパっと終わった印象はあるなぁ。
もう少し一人一人のキャラについて知りたい感はあるかもね。
◆地動説の証明に関する科学的な描写が不十分であるとの意見も見られます。

コペルニクスまでがね、もうちょっと
知りたい感があるよね。
これらの批判は、作品のテーマや表現方法に対する期待と実際の描写とのギャップから生じているようですね。
特に、歴史的事実や科学的な正確性を重視する視聴者にとっては、作品のフィクションとしての側面が不満の原因となっているのかも?
チ 地球の運動について 海外での総合的評価は?
もちろん色々とご意見はありますが、海外でも高い評価を受けていることには間違いないようですね。
特に、地動説を描いたというテーマ性が欧米の視聴者に深く響いているようです。
アニメーションの質も高く評価されており、背景美術やキャラクターの表情、動きなどの細やかな作画が、中世ヨーロッパの雰囲気をリアルに伝えていますよね。
特に、光と影の使い方や、キャラクターが感情を込めて話す場面などが緻密に描写されており、アニメーションの動きの中にキャラクターの心情が込められていると好評です。
上述したように、歴史的正確性についての議論はあるものの、エンターテインメント作品としての完成度が高いため、こうした議論を超えて楽しむ視聴者が多いようです。

歴史フィクションとして割り切るべき!
「チ。―地球の運動について―」は国や地域によって異なる視点から評価されており、世界中のファンを惹きつけているようですね!
チ 地球の運動について 海外での人気キャラは?
それでは、「チ。―地球の運動について―」で海外で人気があるキャラは一体誰でしょうか!?
※medilab.link等を参考にしてます。
特に人気のキャラクターは、修道士バデーニです!
彼の知識への渇望や、弾圧を受けながらも真理を追い求める姿勢が感動的で、多くの視聴者の心を打っているようです。
また、天才的な頭脳を持ちつつも信仰との間で葛藤するラファウや、戦うことを強いられた代闘士オクジーも高い評価を受けています。

うんうん、わかるわかる。
私はラファウ派ですね!
ヨレンタも、強い意志を持つ女性キャラクターとして欧米の視聴者から高く評価されています。
好きなキャラは日本と変わらないかもですね!
チ 地球の運動について 海外での反応まとめ
いかがでしたでしょうか。
幼少期から様々な漫画を読み込んできた私でさえ、「チ。―地球の運動について―」は初めて読んだ時、なんだか衝撃的でした。新鮮というか。
その新鮮な感動が、海外の方にはどう映るのかな?と気になったので調べてみたわけです。
全8巻で終わってしまうの寂しかったですもんね。
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